*インコと暮らしてる人のブログ*　kankodori

羊毛フェルトの基礎が丁寧に紹介されています。
「なぜ専用ニードルでフェルト化するの？」
「どんな風に刺せばいいの？」
「どのくらいの硬さまで刺せばいいの？」
「土台にカラー羊毛を刺しつけるとき、どう重ねればいいの？」
といった初心者が悩みがちな部分も、写真付きで丁寧に解説されています。

ウール生地と羊毛フェルトをあわせた作品が特徴的。
ツイードなどの大人っぽい生地で、
土台をくるんだりマフラーを表現したり、
生地の上からさらに模様を羊毛フェルトで刺しつけたり……。

毛糸で作ったポンポンでふわふわパーツを表現。
動物のしっぽやたてがみなどのもこもこしたパーツを、
羊毛フェルトで『植毛』するのではなく、ポンポンで表現！
ブローチを植毛でふわふわにすると、
着けているうちにしぼんでしまったり、抜けてしまったり……。
そういった悩みが解消されそうです♪

ブローチ金具のきれいな隠し方を紹介。
土台に付ける金具を目立たせない付け方も。
針と糸も使わないのででこぼこ感が緩和されそうです。

シックな配色とデザインで、大人も持てそう。
ダークカラーで引き締めたり、混色で毛のつや感を出したりと、
配色や混色に独特の渋みがあります。
ツイードや金属チャーム、ビーズなどとあわせた作品が多く、
あわせ方にもわざとらしさがなくさりげないため、
大人が持っても素敵な作品が多数掲載。
手作り品がお好きな方なら、男性が持っても素敵ですね。


まるまる真似て作っても素敵なのはもちろん、
自分でデザインした作品にも応用できそうなテクニックがたっぷり詰まっていました。
写真付き解説がわかりやすいので、
「まず何か一冊」というときに買ってみるのも良さそうな一冊でした♪
個性的な作品ばかりで、想定も素敵ですので、二冊目以降でも満足できると思いますよ！
← Return

---

１．下絵を用意します。

今回は少しリアルなマメルリハの型紙が欲しくて描いてみました。

輪郭をきっちりとることに気をつけてください。

２．クリアファイルに下絵を写します。


下絵の輪郭より外になるように線を引きます。

３．クリアファイルを切り抜いて、できあがり。


線に沿って、丁寧にくり抜いていきます。
カーブやカドはきれいにきっちり出しましょう。

線の外側にはみ出さないように気を付けます。
内側へははみ出しても大丈夫ですので、カドでは遠慮なくずばっと内へ。

クリアファイル本体から切り離してからの方が、
裏側を傷付けないで済みます。
（私はよくうっかり忘れますが……。）

---

おすすめの使い方

ブローチ用のフェルト台紙に、チャコペンで。


上から羊毛を刺し、パーツ作りや羊毛刺繍の型紙に。
（針を折らないよう、刺すときにはご注意を。）

→こちらの動画が参考になります（音が鳴ります。ご注意ください。）

---

百均の台紙入りカードホルダーに収納しています。
文具や収納、ホビーなどのコーナーを探してみてください。

いかがでしたか？
手順はとっても簡単ですが、あとあと便利な型紙です。
作っているうちに羊毛フェルト作品のイメージもむくむく湧きますよ♪
下絵も一緒に保存しても便利かもしれませんね！

← Return

→どういう本や道具が必要なの？
はじめはキットで試してみるのが一番だと思います。

いろんなメーカーからさまざまなキットが出ており、
テイストもいろいろでどれも素敵ですので、
「これだ！」と思うデザインのものを選ぶのが一番です。

鳥さん好きの観点からは、こちらをおすすめいたします。

ハマナカ Felt wool mascot 羊毛フェルトキット「セキセイインコ」 →Amazon.co.jp →楽天市場

かわいい。これ以上に言葉が必要でしょうか？

→Amazon.co.jp →楽天市場

こちらもかわいい。

※どちらも目を付けるのに手芸用ボンドが必要です。
　（羊毛フェルトでは作品によっては目は羊毛を刺して付けることもあります）

***

が、キットにはニードルが付属していませんので、
お値段が気にならないのであれば、
フェルティングニードルスターターセットも
一緒にお求めになるとよろしいかと。(レビューはこちら。)
基本のボールで雑貨を作るところからステップアップして練習ができます。
（「丸くするコツがわからない！」とキットを買ってから悩む方も……。）

「お試しだし、予算がちょっと……」という場合は、こちらがおすすめ。

ハマナカ フェルティング用マット・ニードルセット

極細ニードルもあった方が美しく仕上がりますが、
レギュラーニードルだけでも感じは掴めるかと思います。

---

→気をつけたいこと
・フェルティングマット無しではニードルはすぐ折れます
　テーブルを傷つけないためにも、マットはケチってはいけません。
　布を敷いても羊毛の繊維が絡んでしまうため、代用にはなりません。

・メラミンスポンジを専用マットの代用にできるそうです
　ですが、専用マットと同じく、
　一箇所を刺しすぎるとフェルトに絡み付いてしまいます。
　お値段もそう変わりませんので、私は専用マットをおすすめします。
　（平面作品にはCloverのブラシタイプが便利と聞きますので、
　　そのうち試してみようと思います。）

・マットがあるからと深く刺しつけすぎるのは折れるもと
　針がマットに当たる程度の深さに刺し付ければ充分すぎるほどです。
　立体を作る時は「中心」に向けて全方向からまんべんなく刺します。
　一方向から深くまで刺しつけるのは形のゆがみのもとです。

・普通の針ではニードルのかわりになりません
　羊毛フェルトのニードルは先がギザギザになっていて、
　そのギザギザで引っ掛けて羊毛の繊維同士を絡ませます。
　普通の針では絡まないため、いつまで経ってもフェルト化しません。

・基本の道具と図案があれば、羊毛刺繍もできます
　「針、フェルティングマット、羊毛フェルト」が基本になります。
　絵を描くのがお好きでしたら、図案を買わずに刺繍も楽しめますよ。

専用指サックは……個人的には必須ではないかな、と。
でもたまに刺しちゃうので欲しいな～とは思ってます。

---

羊毛フェルトでは、丁寧に刺した回数が美しさにつながります。
無心でサクサク、毛並みにそって丁寧に刺しましょう。
仕上げは表面の方を浅めにちくちくするのがおすすめです。

下を向いて黙々と手を動かすと目が疲れて肩も凝りがちですので、
休憩をしっかり挟んでくださいね。
私の場合、アラームをかけたり、
ドラマの終わりに合わせて作業を切り上げたりしています。

鳥さんと一緒に作業する場合は、ケガにお気をつけください。
細いニードルでも小鳥にとっては凶器です。
うちの子だと、もかちゃんは作業中の手元に近寄りませんが、
好奇心旺盛ですばしっこいマメルリたちはじゃれつきそうなので一緒には作業しません。
はっくんははっくんで、遊ぶところをじっと見ていないと怒りだしますしね。

世にもっともっとふわふわかわいい鳥さんグッズがあふれますように！
← Return